Determination of FightA 2

スコールの言葉通り、テレポータから十数分ほど歩いて着いた先は、崩壊した建物や瓦礫ばかりの廃墟だった。

イフェスティオ   「……なんだここ。」
シャムシール   「・・・・・・・・・。ぼろぼろだ。全部壊れて・・・・・・あ?」

痛ましげに辺りを見渡していた三人だったが、破壊された家や小屋の跡の中に一つだけ新しい、2mほどのオブジェのような機器がぽつんと立っているのに気付いた。
首を傾げていると、その機器の前でスコールが口を開く。

スコール   「昔は人が暮らしていたそうだよ。 ダーカーの襲撃で、この有様のようだが。 まぁ、何処にでもある話だね。」
ルリ   「……何度聞いても、痛ましくはありますが」
スコール   「さて。 君達は勿論アークスである以上、フォトンを操る力に長けているね?」

スコールの唐突な言葉。 その内容は、誰でも知っている常識と言って良いだろう。

イフェスティオ   「そうなんじゃねぇの?」
シャムシール   「っても、俺は並みのアークスレベルですよ。」
ルリ   「ふふ。イフェスティオさんとシャムシールさんの腕は、保証しますよ」
スコール   「そう。 そのフォトンを操る、保有する量、規模については、それぞれのアークスによって異なる。」

スコール   「まぁ、要はアークスは、フォトンを溜め込み使用するための器、と言えるわけだ。」
イフェスティオ   「間違っちゃいねぇな…」
スコール   「では、その器が突然小さくなったら? 逆に、器の中のフォトンが爆発的に増加したら?」
スコール   「更に言えば、器そのものがなくなれば、どうなる?」

要領を得ない、スコールの話。今の所、この場に訪れた目的とは結びつきそうに無い。
現にイフェスティオとシャムシールの表情はこれ以上無く固い。

イフェスティオ   「……。フォトンに負けて、体が壊れるだろうな。」
イフェスティオ   「その先は知らねぇよ。」
シャムシール   「・・・! 肉体が壊れたら、保有していたフォトンは拡散?いや・・・爆発・・・も?」
スコール   「ふふ、その通り。水を入れていた器が壊れたら、中の水は何処に行くのか?」

いよいよ結論―― かと思われたが、スコールは突如思い出したかのように、話題と語調を変えた。

スコール   「――ああ、そうそう。 この廃墟が町だった、とは先ほど言ったね。」
イフェスティオ   「聞いたな。」
スコール   「当然だがダーカーが現れた時も、アークスが出動し戦ったそうだよ。 新人が多く、犠牲者の数が少なくなかったらしいが。」
スコール   「ではそのアークス達の骸に宿っていたフォトンは、一体何処に行ったのだろうね?」
ルリ   「……何処に……?」
イフェスティオ   「……拡散して消えたんじゃねぇの。『依代』がなくなったんだから。」

スコールは淡々と語っているが、珍しくないとは言え痛ましい内容だ。
ルリやイフェスティオがそれぞれ暗い表情をしている内に、

瓦礫の街に立つ異質なオブジェのような機器が、小さな機械音を発した。

イフェスティオ   「……?なんか、今…」
シャムシール   「・・・・・・・・・!」
ルリ   「なに……?」
スコール   「……む。 少々目算が狂ったな。 もう少し遅いと思ったのだけどね……」

機器に振り返ると、すぐにイフェスティオの方に向き直りその発言を訂正する。

スコール   「その認識は正しい、とは言えない。 完全に消えて無くなる、とは限らないんだよ。 」
イフェスティオ   「……。へぇ?」

その言葉の後、4人を円状に囲むような位置から、複数本の光の柱が上がった。
ルリ達3人がそれぞれ柱を視認し、シャムシールが低い声を上げてスコールを睨みつける。

ルリ   「!」
シャムシール   「てめェ、妙な真似したらただじゃおかねェぞ・・・!」
スコール   「いやぁ、そんなつもりはなかったのだが。 私の図り間違いのようだね、すまない。」

返す声は相変わらず余裕のある声で、微笑みすら浮かべている。
一方、光の柱はやがて人の背丈ほどの規模に収まると、徐々にその形も人間に近いものに変わっていく。

ルリ   「……あれは……」
イフェスティオ   「……。」
シャムシール   「・・・・・・・・・。人・・・?」

光が形成する人型は、固体によって何となく人の形に見える、という程度のものだったり、薄く顔のようなものが判別できるほどのものなど、外観もばらばらなものが10体程、4人を囲んでいる。

イフェスティオ   「……こいつらは。」
スコール   「彼らは犠牲者のアークスだったものだよ。 正確に言えば、そのフォトンだけどね。」
イフェスティオ   「つまり、フォトンの塊……か。」
シャムシール   「なにも人の形をとらなくたっていいでしょうに・・・・・・」
スコール   「だが残念ながら、気性が穏やかとは言えないようでね。」

スコールの言葉通り、光の人型はルリ、シャムシール、イフェスティオの3人にじりじりと距離を詰めてくる。
しかし、何故かスコールに対しては視界に入っていないかのように、見向きもしなかった。

恐らく、何らかの手段で対策を施しているのだろう。

ルリ   「……」
イフェスティオ   「……ハッ、遊んでほしいってか?あ?」
スコール   「器が無いとは言えフォトンの集合体だからね。 弱いアークス程度なら、固体によっては一対一でも良い勝負をするかもしれない。」
シャムシール   「てめェ・・・最初からこれが狙いか」

姿勢を低くして、腰のワイヤードランスに手をかけるシャムシール。
他の2人も、油断無く臨戦態勢に移行する。

スコールはどちら側を助けるでもなく、機器の傍らに腰かけた。

スコール   「では、私はお手並み拝見をさせて貰うとしようかな。 彼らのようになりたくなければ、頑張ってくれたまえ。」
ルリ   「……フォトンの集合体。変な機械……これが、ヒントになるというなら……」
イフェスティオ   「言われなくても、遊んでやるぜ……!!」
イフェスティオ   「ラクカ、久しぶりに…メシの時間だ。」
ルリ   「…………えっ?」

イフェスティオがバックパックから引き抜いた、美しい装飾のカタナ。
禍刀ラクカ。 彼にとっては複雑な因縁のある武器だ。

包囲されている状況に対し呑気とも思える調子のルリが、その名を聞いてばっと振り返る。
そしてそれに間髪いれず、光の人型の内三体が、テクニックで攻撃を開始した。
アークスのそれと比較すると低出力気味だが、それぞれメギド、ザン、フォイエに近い。

イフェスティオ   「考えるのは後にしよーぜ!ルリ!! まずは、こいつら全員殺してから、なっ!!!」
ルリ   「あっ、えっ、いつのまに、もう!」
ルリ   「あとで、たっぷり絞りますからね!」

即座に剣を抜いたイフェスティオが、迫る闇の礫を両断し、そのままの勢いで放った一体に肉薄し、腹を薙ぐ。
その背で、ぷりぷりと怒った様子のルリが光の球体――ナ・グランツを生成し、フォイエを無力化した。

イフェスティオ   「ほら、ぼさっとしてると全部俺が食っちまうぞ!!!」
シャムシール   「アークスにアークスの相手なんざ、させんなッ!」

イフェスティオに斬られた人型は、光の粒子となって霧散した。続けてもう1人に斬りかかる。
シャムシールは迫るザンを自在槍で薙ぎ払い、そのままワイヤーで鋭く伸びた槍の先端が、人型の1体の頭部を貫いた。

だが、人型達もただ黙って狩られているだけではない。
2体目を粒子に帰したイフェスティオの背後から、長槍らしき形状の武器を振りかぶった人型が接近する。
そして、更にその後方から、2体が攻撃テクニックのチャージを開始していた。

イフェスティオ   「残骸のクセに…エサの癖に舐めた真似してんじゃねぇ、よっ!!!」

それに遅れをとるイフェスティオではない。
すぐさま刀で長槍を防ぎ、真っ向から打ち合えば、禍刀の力にフォトンの槍が敵う筈もなく、すぐに砕け粒子になった。
更に武器を破壊されよろめいた人型の頭部を、勢いの乗った自在槍が横から砕く。

シャムシール   「誰がぼさっとしてるって!?」
イフェスティオ   「おめーだよ!!うぃる!!人を斬れねぇとかアマちゃんになったんじゃねぇだろうな?!」

言い争いをしている内に、後方の2体がテクニックのチャージを終え―――― ることは、なかった。

チャージを認めた途端、ルリが跳躍を思わせる機動で肉薄し、一閃。
いつの間にか手に握った一振りの剣が、音も無く2体の人型の首を跳ね、粒子に帰した。

イフェスティオの握る禍刀は、斬り伏せた人型の粒子を次々と吸収し、その妖しく放つ赤い光を、まるで歓喜するかのように強く増していく。

イフェスティオ   「……楽しいじゃねぇの……」
イフェスティオ   「俺を殺してぇなら、アイツ位の使い手になってから来い、よっ!!!!」

禍刀と同調するように、イフェスティオが口元を三日月形に歪めた。
一瞬力を抜いた後、たたらを踏んだ人型の腹を蹴り飛ばす。

そして、シャムシールが全身の回転の勢いを利用して振り下ろした自在槍が、その人型を紙のように引き裂いた。

シャムシール   「アマちゃんかどうかはその目で確かめろッ!」
イフェスティオ   「やるじゃん」
ルリ   「……もう」

殺戮を繰り広げるイフェスティオとシャムシールに、ルリは小さく苦笑してみせた。
そして、最後の1体が斬り伏せられ、粒子と化す。

人型は全滅したかに思えたが―――― それでは終わらなかった。
禍刀に吸収されなかった残りの粒子が一点に収束し、四足の巨大な獣を形成したのだ。

ファングバンサー程のサイズになったそれは、人間の様々な声が重なったような咆哮を上げ、3人に迫る。

シャムシール   「えっ・・・・・・えーーっ!?」
イフェスティオ   「合体強化ってか?…やるじゃん」
スコール   「おや、こんな現象もあるのだね。 思わぬ収穫だったよ、もう少し頑張ってくれるかい?」
イフェスティオ   「頑張るもなにも…テメェはそこで指咥えて見てろよ!!アレは俺の獲物だからな!!手ェ出したら殺す!!!」

振り上げられた獣の爪と、イフェスティオのラクカがぶつかり合う。
一対一の力比べでは、互角のように見えた。

しかしそこで、周囲のフォトンが隆起し、炎のような熱の力と、氷のような守りのフォトンがイフェスティオとシャムシールを包む。
ルリの展開した支援テクニックだった。

シャムシール   「ルリさん、どうもです!」
シャムシール   「後ろも気ィつけな!」

イフェスティオに続いて走りこんだシャムシールが、俊敏な動きで獣の背後に回る。
そして、その足元を挫くように、真横から自在槍で薙ぎ払った。

バランスを崩して転倒し、咆哮する獣の周囲に、ルリによる風のフィールドが展開される。

イフェスティオ   「っらぁぁぁぁぁぁ!!!」


合わせるように前足を押し返し、雄叫びと共にそのまま前足を斬り上げる。
そこから距離をとり、一瞬の間を置いてから弾丸のように肉薄。もう一方の足を貫きながら背後に回る。
そして、振り向き様に紅蓮の一閃。

全身を両断され、更に風のフィールドによる追い撃ちが身を引き裂き、耳を塞ぎたくなるような悲痛な悲鳴を上げて獣は倒れ伏す。
原型が無い程に損壊しているが、消滅までには至っていなかった。

イフェスティオ   「しぶてぇのな…なァ?…いい加減、消えとけよ。それとも、俺に食われるか?」
シャムシール   「・・・・・・とっとに楽にさせるべきですかね・・・」
ルリ   「……お腹いっぱいで、動けなくなる前に」

ルリがそう言うと同時に、その姿が音も無く消える。
ミラージュエスケープ――― 一瞬の内に肉薄し、突き立てられた刃が、静かに獣の眉間に埋まっていた。

イフェスティオ   「……俺の獲物。」
シャムシール   「もーお前はたらふく食ったろ。」
ルリ   「ふふふ……夕飯が、食べられなくなっちゃいますからね」

獣は嘘のような静かさで、ゆっくりと、頭から粒子となって消えていく。
この場の残留フォトンはこれにより、今度こそ消滅した。

静寂の訪れた廃墟に、ぱち、ぱちと手を叩く音が響く。

スコール   「お疲れ様。 悪くない見世物だったよ。」

武器を収めた3人の視線が、スコールに集まる。

スコール   「そうそう、先ほどの発言については訂正しておこう。 」
スコール   「このタイミングで彼らが具現化したのは、完全に偶然だ。 まぁ、信じるかどうかは自由だけどね。」
シャムシール   「・・・・・・・・・。貴方が無駄な嘘をつくように思えませんね。」
シャムシール   「じゃあ、なおさら、なぜ俺たちをここに呼んだんですか。」
スコール   「言っただろう、ヒントだと。 戦闘の報酬と言うほどではないが、もう少しヒントを付け足しておこう。」

機器の傍らから立ち上がったスコールが、再び話を再開する。

スコール   「今の彼らは、器を失くした影響で具現化したものだ。 しかし、例えば……」
スコール   「器1に対して、水2を注ごうとすれば、当然溢れる。 水2を溜めておくには、それに応じた…… 器2を用意するしかない。」
スコール   「しかし、この器2から、水1を取り除くと…… 今度は、器の大きさに対して水が不足する。」
イフェスティオ   「………。」

相変わらず意図の読めない話に、眉を顰めるイフェスティオ。

スコール   「水と器が何の喩えであるかは、先ほどの話で理解できるだろう? 溢れるのも危険だが、不足しても無理が生じるのだよ。」
シャムシール   「・・・・・・。貴方は、なにをしようとしてるんですか。」
スコール   「水1を抜かれた器2は、破滅しかねない。 ……私、というか、依頼主の目的は、それを防ぐことだ。」
スコール   「私はそれの手伝いをしている。 ……今言えるのは、こんな所かな。」
ルリ   「…………。……水が、抜かれ……」
ルリ   「……。まさか」

何かを悟った様子のルリが瞳を大きく見張り、スコールの琥珀色の瞳――― そこにある意味を問うように見据える。
依然、男の笑みからは感情は読み取れない。

イフェスティオ   「そんなん水追加すりゃいいだけの話じゃねぇの…?」
スコール   「確かに、その通りだね。 まぁ、その水をどこから汲み上げるかが問題になるが。」
シャムシール   「・・・・・・。・・・それから、どういう手段をとるかも、ですよね。」
スコール   「多少のヒントにはなったかい? こういう事はなかなか加減が難しいものだね。」
スコール   「では、私の用は済んだ。 思わぬ収穫もあったし、これで失礼させてもらうよ」

シャムシールの言葉に肯定の笑みを零して、片手を上げて3人の横を通り過ぎ、立ち去ろうとするスコール。

ルリ   「……何を考えてるのかは、さっぱり、だけど」
ルリ   「…………マリンに、何かを押し付けようとするかもしれない、というのは、わかった」

その背中に宝石のような瞳を向け、ルリが静かな声で言う。

ルリ   「……マリンに妙な真似をしてみろ」
ルリ   「関わった奴ら、全員殺してやる」

スコール   「楽しみなことだ。 私も君には目をつけていたよ、ルリ・ヴェネダレッタ。」
スコール   「純真なようで、残酷なほどの意志の力、優先順位を誤らず、決して曇ることのない精神力。」
スコール   「君なら良い命のやり取りができるだろう、とね。 同じく、君達にも期待しているよ、シャムシール、イフェスティオ。」

一度歩みを止めると、琥珀の瞳を細め、獰猛に笑う。
再び歩き出したその背はゆっくりと小さくなり、やがて見えなくなった。

ルリ   「……生憎、あげられる命はないんですけどね……」
シャムシール   「そりゃあどーも・・・」
イフェスティオ   「ご期待に沿えるようがんばりまーすよっと。」

ルリ   「…………マリン……」
イフェスティオ   「……なんだったんだ一体」
シャムシール   「うーん、一発入れてやろうかと思ったけど・・・・・・上手く逃げられた・・・・・・」
イフェスティオ   「ま、次な。次。」
シャムシール   「んー・・・とっとく。」
ルリ   「……そうですね」
シャムシール   「・・・・・・水を足す、か。」
ルリ   「……でも、どうして……」

何か思考していた様子のルリだったが、首を振りそれを中断した。
そして、オブジェのような機器に近寄り、端末で簡易的なデータを回収する。

ルリ   「…………とりあえず、できることからやりましょうか。あの機械は、調査をするとして……」
ルリ   「……それから、……マリンには、誰かついてた方がいい気がするな……あとは……」
イフェスティオ   「あとは?」
ルリ   「イフェスティオさん」

梟の如き首の動きで、イフェスティオに振り返るルリ。
イフェスティオは思わず仰け反ってしまう。

イフェスティオ   「へっ?!」
シャムシール   「・・・・・・あ。」
ルリ   「それは何ですか」
イフェスティオ   「………。それ?」
ルリ   「ラクカって言いましたよね」
ルリ   「実際にラクカでしたよね?」
イフェスティオ   「へっ…… ……あっ。」
イフェスティオ   「え、えーと。これはだな。その。」
シャムシール   「・・・・・・・・・。」

どうにかして誤魔化そうと慌てるイフェスティオと、我関せずという顔で目を伏せるシャムシール。
決して強くは無いが、何処か有無を言わせぬ勢いで、ルリがイフェスティオの腕を掴む。

ルリ   「宣言通り、絞りますからね」
イフェスティオ   「ちょ、これは、その!!!……ロミオに聞け!!!」
イフェスティオ   「難しいことは知らん!!!使っていいって言われただけだし!!だから、アイツに聞いてくれ!!」
ルリ   「…………ああ……へぇ…………ふーん」

意味深なルリの表情に冷や汗が止まらないイフェスティオが、シャムシールに助けを請うような視線を送る。

シャムシール   「・・・・・・へっ。俺の方を見るなよ・・・!助けてやりたいがどうすぐこともできん!腹くくれ!」
イフェスティオ   「おまっ…この裏切り者ーー!!!」
シャムシール   「そりゃーお前しょうがないだろ!!つーかまだ持ってやがったのかよばか!だからあの時に注意した・・・・・・」
ルリ   「仲間がいれば、安心して吐けますかね」

イフェスティオを引きずる道中で、流れるようにシャムシールも腕を掴まれた。

シャムシール   「・・・・・・・・・」
ルリ   「どうやら事情も知っているようですし」
イフェスティオ   「諦めろ……」
シャムシール   「て、てめぇええええ巻き込みやがったなああああ!!!」
イフェスティオ   「うるせーー!!お前も同罪だ!!!諦めて巻き込まれろ!!!」

殴り合いの喧嘩を始める成人男性2人を引きずりながら、ルリは思案する。
水の足りない器。赤い宝玉のチョーカー。親友の姿。

騒がしくあれこれと言い合いながら、3人は廃墟を抜けて帰還していった。


そして、後日ラボにて持ち帰ったデータを分析した結果、あの場にあった機器は予想通り、器を失ったフォトンを集約し具現化する機能を持つことが判明する。


To Be Continued...

  • 最終更新:2016-10-28 00:23:59

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