CALLED HOPE ENCOUNTER

※会話のみ、後半砂糖注意

ルリ   「…………うー……。……おはようございます……」
ロミオ  「・・・おはよ。・・・大丈夫かよ」
ルリ   「……角が痛い……? ……うん、でも、大丈夫」


ロミオ  「・・・邪魔するよ」
ルリ   「……あ、ロミオ……」
ロミオ  「・・・エステルも居たのか。」
エステル 「あら……あら?」」
エステル 「ふふ、お邪魔虫は退散いたしましょうか」
ロミオ  「・・・ん(懐から紙袋を取り出し」
ルリ   「……う……? (受け取る」
ロミオ  「・・・一緒に食おうかと思って、ケーキ。・・・三人分あるぜ」
ルリ   「……ありがとう……。……だって、よ。エステル」
エステル 「まあ! お優しい方ですね。お顔立ちだけでなく中身も素敵」」
ロミオ  「・・・・なんっ、だよ。それ。まぁ・・・いつも、その・・・気、使ってもらってるしな」
エステル 「ふふふ、構いませんのに。お茶でもご用意いたしましょうか。ちょっとお待ちくださいな(とことことキッチンへ)」
ロミオ  「・・・・・・ん、さんきゅ」
ルリ   「……ありがとう、エステル」


ロミオ  「・・・・・・いい奴だな」
ルリ   「……ふふ。可愛いでしょう……昨日もずいぶんめんどうみてもらっちゃった」
ロミオ  「・・・ん、そっか。とりあえず、普段の生活には困らなさそうで・・・よかった」
エステル 「ルリさんのお世話が私の役目ですものね。気になさらないでいいんですよ(とことこと戻ってくる)」
ロミオ  「・・・そっか。心強いな・・・」
エステル 「うふふ、しかし随分とご心配されてる様子。いい方ですね、本当にいい方。嬉しいことです」


ロミオ  「・・・エステルは、いつから一緒なんだ」
ルリ   「……ええ、と……」
ロミオ  「・・・・・・ルリの、世話をするようになって、どのくらい?」
ルリ   「………… (困ったようにエステルを見る)」
ロミオ  「ああ・・・・いや、話しづらいことなら、いいんだけど・・・ただ」
ロミオ  「・・・・・・俺の知らないルリも、知ってるんじゃないかって」
ルリ   「…………はは」
ロミオ  「・・・ルリの過去について・・・その、色々あったから・・・・・・」
エステル 「まあ。愛されてますね、ルリさん。ほんとうにうれしいことです……」
ロミオ  「・・・・・・知っておきたいことも、ある。」
エステル 「知っておきたいこと?」
ルリ   「…………」
ロミオ  「・・・・・・って、これはルリの前で言うことじゃなかった、かな・・・」
ロミオ  「・・・後でこっそり、聞けばよかった・・・はは」
ルリ   「……ふふ」
ロミオ  「・・・・・・ごめん、な」
ルリ   「……いいよ。聞きたいこと、あるなら。……エステルも答えて、あげて……」
エステル 「「ええ、ええ。もちろんですとも。ただね、素敵な方。きっと信じがたい話なんですよ」
ロミオ  「・・・・・・そうだな・・・例えば・・・」
エステル 「「例えば。ええ、なんでしょう?」
ルリ   「…………? (首を傾げる」
ロミオ  「・・・・・・(ルリの顔を見つめそのまま、頬を撫でつつ)・・・・・・この、傷のこと、とか」
ルリ   「…………!」
エステル 「……まあ……」
ロミオ  「・・・・・・今、聞いていいのか。判らないけど・・・ o0(・・・あの男が、絡んでいるなら・・・」
エステル 「……ルリさん、答えてしまっても……? ああ、いえ。野暮でしたね。答えてあげてと仰せつかったばかりですのに」
ルリ   「……エステル」
ロミオ  「・・・・・・いい、んだな・・・聞いても。・・・頼む」


エステル 「ええ、お答えします、素敵な方。……それは私の仕業にございます」
ロミオ  「・・・・・・な」
エステル 「信じがたいかもしれませんが。ルリさんのその傷は、私がつけたものにございます」
ロミオ  「・・・・・・なん、だと?」
ルリ   「………… (そっとロミオの手を握る)」
ロミオ  「・・・・・・ん、ん。大丈夫だ・・・聞くよ」
ルリ   「……うん。……ありが、とう」
エステル 「……そうですね。最初の問からお答えしますと……私は5年ほど前から、ルリさんの身の周りの世話をしております」
ロミオ  「・・・5年、前・・・」
エステル 「ええ、素敵な方。あの時のルリさんのご様子も、知っておりますよ。……恐ろしい程美しい佇まいで」
エステル 「まさに、光の天使。そう呼ばれるに相応しく……」
ルリ   「……エステル」
ロミオ  「・・・ひかりの、てんし」
エステル 「あら。失礼いたしました。ふふふ……ルリさんはいつも照れ屋で困りますわ」
ルリ   「……私も意味は知らない。そう呼ばれてただけで……」
ルリ   「……ルミリエラ、がそういう意味なんだと。誰かに言われたけど……」
ルリ   「……いつの間にか、そう呼ばれてた。……ちゃんと個体名として「ルリ」とも言われてたけど」
ロミオ  「・・・・・・そう、だったのか・・・ルミリエラ・・・」
ロミオ  「(ふとエトワールの顔を浮かべ、顔つきが険しく」
ルリ   「……ふふ。怖い顔、してる……」
ロミオ  「・・・ん、あぁ・・・そうか?・・・そうだな、ごめん」
ロミオ  「・・・・・・続けて、くれるか」
エステル 「……かしこまりました。……私は5年前、研究部に引き取られ……それからルリさんのお側で世話をしてきました」
エステル 「私がまだ、普通のニューマンであった頃です」」
ロミオ  「・・・ふつう、の?」
エステル 「ええ、ええ。元を辿ればこの私、きっとルリさんと同じほどの背のニューマンだったのですよ」
ロミオ  「・・・へぇ・・・それが、なんで・・・」
エステル 「何とお話しましょうね。とにかく私は、訓練を受けるルリさんの、当時一番の友達として、3年間共にありました」
エステル 「人形同然のルリさんに感情が芽生え、私に情が移るまで」
ルリ   「…………」
ロミオ  「・・・・・・なるほど、な・・・」
ロミオ  「・・・今のルリがあるのは、エステルのおかげなのか・・・はは」
エステル 「……そう言っていただけると……言葉遣いを必死で直して差し上げた甲斐がありますわ、素敵な方」
ルリ   「…………エステル……」
ロミオ  「・・・まあまあ・・・それで?(興味深げな顔で」
エステル 「ふふふ。そのあたりは追々お話いたしましょうか……さて」


エステル 「今からおおよそ2年前。尽力した甲斐もあり、何とかルリさんも女の子らしく笑うようになった頃」
エステル 「最終検査が、行われたのですよ」」
ロミオ  「oO(・・・そうだった・・・傷の話だった・・・」
ロミオ  「・・・うん」
エステル 「その試験内容は。……侵食を受けた私をしっかりと処分することでした」
ロミオ  「・・・・・・っ・・・!?」
ロミオ  「・・・・・・処分・・・て」
エステル 「素敵な方。あなたがどこまで聞き及んでいるかが分かりません。なのでちゃんとお話をしましょう」
ルリ   「…………(膝の上で拳を握り、俯く)」
エステル 「つまるところ、私は検査のためだけに宛てがわれたのです。……親しい人間でも、侵食を受けたならば殺せるかと」
ロミオ  「・・・・・・(ぎし、と右手を強く握り」
エステル 「……3年かけて実行された、ルミリエラ完成を謳うための検査にございました。私はダーカーの核を植えられ……」
エステル 「……”ちょうど”ダーカーの襲撃をうけたアークスシップ市街地に、ルリさんと放りこまれました」
ロミオ  「・・・・・・」
エステル 「……ルリさんの、頬の傷は。……体の制御が効かなくなった私が、つけたものにございます」
ロミオ  「・・・・・・そういう・・・ことか・・・」
ロミオ  「・・・・・・じゃあ・・・じゃあ、奴の言っていた、妹・・・っていうのは・・・」
エステル 「……妹……?」」
ロミオ  「・・・・・・ルリ、エステルには何も?」
ロミオ  「・・・・・・あの男のことは」
ルリ   「…………エステル、は。……覚えてないんだ。家族のこと」
ロミオ  「・・・・・・覚えて、いない?」
ロミオ  「・・・そもそも、今のエステルは・・・どういう・・・」
エステル 「? 私の家族でございますか? ええ、なにぶん……幼い頃から、いろいろな施設を転々としていましたから」
ルリ   「……ごめんね、エステルの……兄のことは、あとで話す……。……続けて」
ロミオ  「・・・・・・ああ、悪い。続けて、くれ・・・」
エステル 「ああ、そうですね……どこまでお話しましたか。……ええ、最終検査のお話まで」


エステル 「私は最期に、殺して、と。そうルリさんに頼みました。……なけなしですが、意識はありましたから」
エステル 「柘榴のように真っ赤な瞳と、カタナが目の前に。……そのあとは、カプセルの中で私は再び目覚めました」
ロミオ  「・・・・・・」
ルリ   「……エステルの首は、検査終了の証拠として持ち帰らなきゃいけなかった」
ロミオ  「・・・そん、な・・・話・・・」
ルリ   「おそらくそれから……サポートパートナーとして体を復元させたんだと思う。記憶までそのままだったのは驚いたけど」
ルリ   「……たぶん。復元させた人たちも……驚いただろうね」
エステル 「……信じがたい上、とてもとても気の滅入る話でしょう。……大丈夫ですか、素敵な方」
ロミオ  「・・・・・・(黙りこくり、口元を押さえている」
ルリ   「……、……っ (背を撫でようと腕を伸ばすが、途中で手を止め、引っ込める)」
ロミオ  「なんで・・・なんで、そんな・・・」
ロミオ  「・・・エステルは」
エステル 「……はい」
ロミオ  「・・・・・・恨んだり、しない、のか・・・ルリ、を」
エステル 「あら、なぜです?」」
ロミオ  「・・・・・・なぜ、って」
エステル 「私を殺したから?」」
ロミオ  「・・・・・・(黙って一つ頷く」
ロミオ  「・・・・・・望んだ、とはいえ」
エステル 「ふふふ、おかしな方ですね。恨むべきはこの身の上、そして理不尽な上の方。……ルリさんも犠牲者にございます」
ロミオ  「・・・・・・そういう風に、考えられるのか・・・」
ロミオ  「・・・・・・エステルは、強くて、優しいんだな・・・」
エステル 「あら、あら。お褒めに預かってとっても嬉しいんですが……だってね、どうしてルリさんを恨めましょう?」
エステル 「……お世話をし始めて間もない頃に、ほんとうに何にもなかった頃に。……泣いた私を、ぎこちなく撫でて下さった」
エステル 「……優しいのは、ルリさんの方なんですよ。ご存知でしょう、素敵な方」
ロミオ  「・・・・・・うん」
ルリ   「…………変なことまで覚えてるな…… (顔を覆いながら)」
ロミオ  「・・・そうか・・・・・・二人はお互いを救い合ってたんだな」
ルリ   「……私が今、こうやって……まともに話ができているのも、エステルのおかげだと思う」
ルリ   「プログラム凍結後も……そのあとも、エステルがずっと、世話をしてくれてた」
エステル 「これもまた理不尽な話になるのですがね、素敵な方。”非効率”だから、ルリさんは解放されたようなものなんです」
ロミオ  「・・・・・・勝手な、話だな・・・」
ロミオ  「・・・プログラム・・・か・・・・・・」
ルリ   「……うん……。……エステルを斬ったすぐあと、通常のアークスになりなさいって言われて……混乱、したな」
ルリ   「そう、だね。……候補者というか……訓練生は、最初はたくさんいたから。……皆、どこかに行っちゃったけど」
ロミオ  「・・・・・・誰も、行方は知らないのか?・・・・・・よそで、そのプログラムとやらが続いてる可能性は?」
エステル 「おそらく耐え切れず死んだか、適正なしとして処分されたんでしょうね」
ロミオ  「・・・・・・」
ロミオ  「・・・・・・何で、そんなことが出来る・・・・・・!」
エステル 「続いている可能性もありませんでしょう。一人”完成”させるのに、実に14年かかりましたからね」
ルリ   「…………」
ロミオ  「・・・・・・はぁ・・・っ(憤りを誤魔化す様に、深く溜息をつき」
ルリ   「……ロミオ……」
ロミオ  「・・・・・・ちくしょう」
ロミオ  「・・・・・・どうしようもないのは判るけど・・・」
ロミオ  「・・・・・・悔しいな」
エステル 「……お優しい方。ほんとうに……良い方と巡り会えてほんとうに良かった」
ロミオ  「・・・・・・いや。俺は・・・」
ロミオ  「・・・・・・でも、エステルも、ありがとう」
エステル 「いいえ、素敵な方。いいえ……お礼を言うのは私です。ありがとうございます」
ロミオ  「・・・君のおかげで、僕は今のルリに会う事ができたんだ・・・・・・」
ルリ   「…………ろみ、お」
ロミオ  「・・・・・・二人の支えあいに、僕も混ざることが出来れば・・・いいな。」
エステル 「……ありがとう、素敵な方。こんな話を聞いてくれるばかりか、憤り、支えてくれるとおっしゃる」
エステル 「……可愛らしいルリさんの顔に傷をつけて張本人としては、心配で心配でたまりませんでしたから」
ロミオ  「・・・・・・この傷も、好きだから」
ロミオ  「・・・・・・エステルがつけたモノと聞けて、良かったかもしれない」
ルリ   「…………うぅ (真っ赤な顔を手で覆ったまま、唸る)」
エステル 「あら。それは……例の、男性がつけたものでなくて良かったと。そういうことでしょうか?」
ロミオ  「・・・・・・それは」
エステル 「ふふふ。そういうことにございましょう? お熱いこと。」


ロミオ  「o0(・・・・・・エステルが、もし奴の言っていた妹なら・・・」
ロミオ  「o0(・・・・・・エステルのさっきの言葉を・・・ルリを恨んでいないという言葉を、伝えてやりたい」
ロミオ  「・・・・・・もう一度、会う理由が出来たな・・・・・・あの男に」
ルリ   「…………え」
ロミオ  「・・・・・・大丈夫。今度は、話をしてみる・・・」
ルリ   「………………う、ん……」
エステル 「あら……あら。ルリさんを巡っての男の戦いでしょうか? 素敵です……私も争われてみたい……(うっとり)」
ルリ   「……エステルっ」
エステル 「あら」
ロミオ  「・・・はは。」
ロミオ  「・・・・・・大丈夫・・・負けない、誰にも」
エステル 「やだっ……今のお聞きになりましたかルリさんっ、もうほんとうに素敵な方を連れてきてくださってもう」
ルリ   「……ちょっとおちついて……ロミオも、また、そういう……」
ロミオ  「・・・・・・僕は、何も変なことは言ってない。」
ロミオ  「・・・・・・ふふ」
エステル 「ええ、変なことではありませんよルリさん。誰にも負けないお前を渡さない、素敵じゃないですか、ドラマですわ」
ルリ   「……もうっ」
ロミオ  「・・・・・・でも、さ」
ルリ   「…………ん?」
ロミオ  「・・・・・・お前の過去を知る男が現れて、嫌な事を思い出させないようにそいつをころ・・・退けようとしてたのに・・・」
ロミオ  「結局、僕が色々掘り返しちまったな、って」
ルリ   「。O(…………今、殺すって言いかけたな……」
ルリ   「……いつかは、話さなきゃなって。思ってた、から……」
ロミオ  「・・・・・・ん」
ルリ   「…………そ、の。……引い、た?」
ロミオ  「・・・・・・いや。僕が、求めたことだし」
ロミオ  「・・・それを知ることで、ルリの重要な存在だって、確かめたかったって言うかな・・・」
ルリ   「…………そ、んな確かめ方、しなくったって……」
ロミオ  「僕は、ここに・・・ルリの傍にいて、良いんだよな・・・?」
ルリ   「…………うん。……ロミオに、いてほし、い」
ロミオ  「・・・・うん。うん・・・」


エステル 「ふふふ。話せることはお話しましたし、あとはお二人に任せて(いつの間にか食べ終わったケーキ皿を持ち)」
ルリ   「あ……えっ?」
ロミオ  「・・・あ、いつの間に・・・」
エステル 「もし何か聞きたいことがありましたら、また来てくださると嬉しいですよ。……それこそ幼いときのルリさんの」
ルリ   「エステル!」
ロミオ  「・・・またケーキ持ってくるよ、はは」
エステル 「ふふふ。では、馬に蹴られる前に。……またお会いしましょう……ロミオさん」
ロミオ  「o0(あ、名前・・・)・・・・・・ん、もう行っちゃったか・・・」
ロミオ  「・・・・・・いい奴だな、ほんとに」
ルリ   「……どうにもせっかちだけど……うん。いいこ、だよ」
ロミオ  「・・・ふー」
ルリ   「……ごめん、ね。嫌な話、ばかりで」
ロミオ  「・・・・・・いや」
ロミオ  「・・・・・・辛かったな・・・・・・二人で、ずっと」
ルリ   「…………え」
ロミオ  「・・・・・・これからは、俺も・・・いるからな」
ルリ   「……う、ん」
ロミオ  「・・・・・・ふー・・・」
ルリ   「…………うん、……ありが、と、う」
ロミオ  「・・・はは。まぁ、ケーキ食べな・・・ケーキ」
ロミオ  「ふつうのショートケーキだけど、またコレが・・・」
ルリ   「ん。……うん。…………うん……ふふ」
ロミオ  「・・・・・・ん?・・・好きじゃないか?」
ルリ   「……ううん」
ルリ   「(手の甲に、ぽた、と一粒涙がおちる)」
ロミオ  「・・・っ」
ルリ   「…………いま、食べても。しょっぱそうだ……はは」
ロミオ  「・・・・・ルリ・・・」
ロミオ  「・・・・・・なかないで(頬を撫で、涙を拭う」


ルリ   「……あの子は確かにあの時死を望んで、でも私はそれと関係なく、何も感じず、たぶんそれを聞くより早く……」
ロミオ  「・・・・・・」
ルリ   「……少しも躊躇わなかった自分が、大嫌いなのに……あのこはああやって笑ってくれて。……ロミオは……っ」
ルリ   「…………どうして、ゆるしてくれるの……」
ロミオ  「・・・・・・僕には、出来ることが少ないから・・・・・・愛していると伝えるために、出来る事が」
ルリ   「そんな、こと」
ロミオ  「・・・数少ない事の一つは、ルリを許す事だと・・・そう、思う」
ルリ   「…………そん、なの……(ロミオの手をとり、胸元に寄せて握り締める。涙が甲を濡らしていく)」
ルリ   「……こんなに、たくさん。もらって、る、のに……」
ロミオ  「・・・・・・まだ、まだ。足りないよ・・・・・・捧げ足りないんだ、僕は」
ルリ   「…………これ以上、捧げられ、たら……幸せでしんじゃう、よ」
ロミオ  「死ぬまで僕を捧げよう」
ロミオ  「・・・その代わり僕は、死ぬまでルリを喰らい続けるんだ・・・・・・誰にも渡さない」
ルリ   「…………っ (濡れた瞳をあげ、ロミオを見る。ふっと微笑み、指に口づけ)……う、ん」
ルリ   「………死ぬまで。そうやって……いっしょ、に。いて……」
ロミオ  「"(口付けられた指で、相手の唇をなぞり)・・・・・・約束だ。すっと一緒にいる"」
ロミオ  「o0(・・・そうだ。ここが僕の居場所だ・・・)」
ロミオ  「o0(誰に何を言われようと・・・変わらない)」
ルリ   「(とろりと笑うと、また一粒、涙が頬を伝う) ……うん。…………ずっと」
ロミオ  「"・・・・・・ほら、泣かないで・・・ルリ・・・・・・(涙を唇で拭うと、そのままそっとキスする"」
ルリ   「…………私も、ずっと。……私の血肉をあげるから (目を細め、キスを返す)」
ルリ   「……あいしてる、よ。ロミオ……」


  • 最終更新:2014-06-09 21:28:17

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