20170823

メイリーン (森林に降りているチームシップの傍。切り株でできた丸テーブルにつき、手にサンドイッチを持ったまま、ぼーっとしている)
シャムシール (飲みかけのカップコーヒーを片手にぶらぶらと歩いてきて)・・・・・・あれ?
シャムシール メイリーンさーん(おーい、と手を振って寄っていく)
メイリーン (ぼんやりしていた緑の眼が、瞬いてからシャムシールを見る)……おやぁ。こんにちはですよぅ
シャムシール こんにちは。休憩ですか?
メイリーン (ぺそ、と勢いも弱く、小さく会釈をする)はいな。お仕事が一段落しましたので、お昼にしようかな、と……
メイリーン シャムシールさんも休憩ですかぁ?
シャムシール えぇ、ちょうど今終わったところで・・・・・・。・・・・・・お疲れですか?
シャムシール (よっこいしょ、と小さく呟きながら椅子に座る)
メイリーン ……おつかれというかぁ……う~ん……おつかれなんでしょうかねぇ……
メイリーン おじさんくさぁい掛け声する人の方が、お疲れっぽいですけどねぇ……歳ですかにゃ?
シャムシール ・・・? よく分からないですけど、お疲れさまです(少し笑い) 俺は歳じゃないですよ!
メイリーン そぉでしたっけ?(シャムシールに顔は向けているが、どこか気のなさそうに、手の中のサンドイッチを無意味に弄び)
メイリーン じゃあ、お若いシャムシールさんは、ごはんはもう食べましたかにゃ?
シャムシール えぇ、キャンプシップの中で軽く。メイリーンさんはお昼はサンドイッチなんですね・・・・・・っていうか、ほんとに何かありました?
メイリーン いいえ、メイちゃんにはなんにも。またまた誘拐されちゃうこともなく、平和なものですよぅ
メイリーン ……ふぅ。……大丈夫ですかねぇ、マリンちゃんたち……
シャムシール あぁ・・・、なるほど。あのメンバーなら、きっと大丈夫ですよ。
メイリーン そうですかねぇ……そうだといいんですけどねぇ。…………(ゆっくりと俯いて)
オペラ (会話の間を縫うように、かしゃ、かしゃ、と硬い足音が聞こえてくる)
シャムシール 皆さん決して弱い訳じゃ無いですし、それに守るものがあったら強くなる人たちな気がして・・・・・・・・・ん?
メイリーン (シャムシールが上げた声に、顔を上げ。タラップの階段から降りてくる姿を認める)……おやぁ?
オペラ …… (二人の姿をマスク越しの瞳で捉えて、ゆっくり頭を垂れる)
オペラ ……お話の邪魔をしてしまったようですね。失礼しました
シャムシール いえ、とんでもない、大丈夫ですよ。・・・えーと?
シャムシール oO(・・・・・・あれは、確か・・・)
メイリーン ……敵、の方ではないですよね~…?(曖昧に笑みを浮かべて首を傾げ)
オペラ 敵っ…… (平坦だった声が、僅か、驚きに跳ね上がる。傾げかけた首が中途半端に止まって、ああ、と声を漏らす)
オペラ 申し遅れました。私はシャーレベンに所属しています、オペラとお呼びください。お二人のことは、
オペラ データベースで確認させていただいていましたので……驚かせてしまって。重ね重ね、申し訳ありません
メイリーン いいえ、いいえ~…オペラさん、が悪いわけじゃないんですよぉ。…最近、この団体のセキュリティがー…そのぅ
シャムシール ・・・・・・。(メイの方を見て、あーって顔した)・・・・・・色々ありますからねぇ。
メイリーン えぇ…不安になることが多くありまして~……えへへ(困った様子で笑い、ぺこ、と頭を下げる)
メイリーン メイちゃんは、メイリーンといいますよぅ。確認済みたいですが~、よろしくお願いしますねえ
シャムシール 俺はシャムシールです。どうぞ宜しくお願いしますねー(にこり)
オペラ よろしくお願いします (深く腰を折ると、微かに間接部が駆動音をあげる)
オペラ ……先の事件は、存じております。チームシップ内での交戦が、と。その時はシップ内の清掃にあたらせていただきました
オペラ 見知らぬ者に対して、警戒するのも仕方のないことです
メイリーン ん…そういえば、そんなことを団長さんが仰ってたような気も……あと誰か…え~と……(宙空を見上げ)
メイリーン 誰か、と、一緒にやってくれたんですよね?……メンバーが少ない上に自由行動ですから、すれ違う時はすれ違いますねぇ
オペラ はい。エリアスさんとご一緒させていただきました。……きっとまだ、会っていないメンバーもいるのでしょうね
シャムシール エリアス、さん。俺は会ったことがない人ですね。・・・最近入った方なんですか?(メイの方を向いて首を傾げる)
メイリーン 確か、そうですねぇ。団体の事務処理で名前を見たような……男性の方でしたよぉ
メイリーン ……マリンちゃんたちのことが落ち着いたら、…みんなでお食事会でもしましょうか~
シャムシール 俺もあんまり頻繁にここに来てる訳じゃないですからねー(ポチポチと端末を立ち上げてメンバー一覧を呼び出し)あっ、ほんとだ
オペラ ……そうですね。お互いのことも把握できますし、合理的と思います。……無事に戻られるといいんですが
シャムシール マリンさん達のおつかれさまも兼ねて、美味しいものを用意して待つのもいいかもですね~。
メイリーン そうですね~……どこがいいかなぁ。またバーベキューなんていうのも……(ふと、立ったままのオペラを見て)
オペラ 美味しいもの…… (顎を引いて僅かに俯き、考えているようである)
メイリーン ………オペラさん、座らないですにゃ? 
オペラ …… (視線を上げると、何かを言おうとして、口を閉じ。) ……そう、ですね。では、お邪魔します
シャムシール お好きなところにどーぞ(にっこり笑って近くの丸太ベンチを示す)
オペラ (真っ直ぐ、向かいの席へ。必然的に少し距離の空いた席に座る)
メイリーン …………(オペラの挙動を眺め、彼女が腰を落ち着けてから、ことんと首を傾げる)
メイリーン ……心の距離?
シャムシール だったらちょっとショックです・・・・・・!
オペラ いえ、あの……初めてお会いして、すぐ近いところに行くのも、失礼かと……
シャムシール そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ~。どんどんお近くにどーぞ(にっこり)
オペラ …………。考えておきます
メイリーン オペラさんはシャイで控えめなんですねぇ。軟派な男とは真反対でいいことですにゃ。ねー、シャムシールさん
シャムシール 軟派じゃなくて、フレンドリーって言ってくださいよ。(ぶーと唇を尖らせ)
オペラ ……、お二人は仲が良いのですね
メイリーン そうですかぁ~…?(どちらの言葉にか、疑わしそうに眉を顰める)
シャムシール えっ!それどっちの返答にしてもひどいですよ・・・!?
メイリーン シャムシールさんと赤毛はともかく~、他の人たちとは仲良しですよぅ。オペラさんは他の皆には会いましたかぁ?
オペラ (どの赤毛だろう、と首を傾げる暇もなく) はい。フレイさんと、マリンさんとはお会いしてます。
メイリーン ロミオくんたちはまだですかぁ? あと、そのー、クレハさんとか…(ちょっとだけ小声になる)
オペラ ヴェネダレッタ管理官ですか。お姿はお見かけするんですが……お話ししたことはありません
オペラ クレハさんも……そうですね、そのご兄妹の、アサヒさんはお見かけしたんですが
メイリーン そですかぁ、…(ちょっとだけ安心したような、それでいて残念そうな顔で)……あっ、オペラさんはお昼食べましたかにゃ?
オペラ いえ、……もう少ししたらと、思っていて
シャムシール 見たところキャストのようですけど、食事が出来るタイプなんですか?
オペラ はい。経口摂取ができるよう設計されていますので
メイリーン よかったにゃ! じゃあ、これ、食べますか?(ずずい、と切り株テーブルの上でバスケット風の弁当箱を滑らせる)
オペラ え、それは…… (思わず、といった様子でさっと手のひらを上げて) メイリーンさんに必要な食事では?
メイリーン 持ってきたのはいいんですけどぉ……あんまり食欲が出ないというか~…(えへ、と誤魔化し笑いをする)
メイリーン 半分くらいは食べましたからだいじょうぶですにゃあ(言葉通り、弁当箱には半分ほど空いたスペースがある)
シャムシール (ストローをくわえてコーヒーを飲みつつ、じっとメイの様子を眺めている)
オペラ ……。夏バテ、というものでしょうか……体調に変化はありませんか?
メイリーン いいえ、いいえ~、びょーきとかじゃないですよぅ。元気ですにゃ
メイリーン あの男に拉致されたときも、特にあぶなーいものは嗅がされてないですし~(笑顔で物騒なことを口にする)
オペラ 拉致っ……
シャムシール んんっ!(むせた)
メイリーン だいじょぶですか?(きょとん。シャムシールを見る)
シャムシール 今メイさんに何かあったら、それこそ大事なんですからね・・・!
オペラ ど、……えっ? あの……すみません、ええと。……一体何が……
メイリーン あれ? メイちゃんなんか変なこと言いましたぁ?
シャムシール いや多分拉致されたことを知らないんだと思うんですけどぉー・・・!
メイリーン (オペラを見て頷き)ああ~。なるほどぅ
オペラ ……そうですね……データベースにありませんでした……
メイリーン えっとですねぇ、少し前に、マリンちゃんたちの事件に関係するんですが~
メイリーン あっち側の一人にメイちゃんはさらわれてしまったのです。メイちゃんはかよわいですからねぇ~
オペラ ご無事で良かったです、……卑劣な方がいらっしゃるようですね
シャムシール 舌戦では負けなしなんですけどねぇ~
メイリーン (べしっとシャムシールの肩をはたき、しみじみとオペラに頷き)ひれつですよねぇ。それで色々おもちゃにされたんですけど~
オペラ えっ!? (ぎょっと肩が跳ねる)
メイリーン メイちゃんはベッドですやすや寝てるだけだったので、このとーり(筋肉のない腕で力こぶを作る真似)元気満タンなのですよぅ
シャムシール あいてっ!(はたかれた肩をさすさすしつつ)・・・あの後は、特に向こうから接触は無いんですよね?
メイリーン メイちゃんにはないですよぅ。 マリンちゃんたちは大変そうですけど…
シャムシール 大丈夫とは思いますけど、オペラさんも・・・変なやつに会ったとか・・・そんなのは・・・。
オペラ いえ、こちらは特に不審な人物との接触はありませんでした。……なので先の事件も、ただ交戦があっただけとばかり……
メイリーン (ぴぴぴ、と通信音が懐から鳴り、端末を取り出しながら立ち上がる)あやや、お電話かにゃ~…
メイリーン (二人に目くばせしながら)ちょっと出てきますにゃ。サンドイッチ食べちゃってくださいねぇ
オペラ はい、……じゃあ、お言葉に甘えることにします
メイリーン はいはぁい。もしもし~?(端末を耳に当て、少し離れたところへ歩いていく)
シャムシール あっ、はい。いってらっしゃいー。
オペラ …… (メイリーンの姿が認識できる距離であることを確認すると、小さく息を吐く)
シャムシール マリンさん達の件は、大丈夫だと思いますよ・・・。単純に楽観している訳じゃないんですけどね。
オペラ ……そうですか (サンドイッチに手を伸ばしながら) ……信じているのですね
シャムシール そんな大層なものではないですけどね。・・・でも、メイさんの心配も分かります。
オペラ ……はい。清掃時に、戦闘による壁や床の傷を見ましたが……かなりの使い手によるものです
オペラ …………仲間の心配ももちろんでしょうし……自身が怖い目にあったのですから
オペラ 気付かないうちに心的ストレスが重なっていてもおかしくは……
シャムシール 無いでしょうねぇ。普段からあんまり弱味は見せてくれないですけど・・・。
シャムシール (うーんと少し考えた後)良かったら、今度皆でおでかけでもしましょうか。気分転換と、お食事会の準備もかねて。
シャムシール (どう?とばかりに人差し指をピンと立てて提案してみる)
オペラ …… (同じくらいの長さで思案したあと) 良いのではないでしょうか。気晴らしも必要だと判断します
オペラ シャムシールさんも一緒でしたら、襲撃による不安も減るでしょうし……
シャムシール えっ?!俺は、ほかのメンバーに比べて戦闘面はほどほどですよ。
シャムシール (困ったように笑って頬をかく)
オペラ 男というだけで、牽制になることもあると聞いています。それに、戦闘力だけではありません
オペラ 言葉巧みにかわす技術も、時に腕力より重宝されるものです。そちらは得意だとお見受けしますが
シャムシール ・・・あはは。まあでも、ここの人達の為なら、身体張るのも口先で巻くのも、やぶさかじゃあないですよ。
オペラ ……そうですか (薄く、唇が笑う。両手で持ったサンドイッチをやっと食べ始め)
オペラ ……良い人ばかり、ですからね……
シャムシール 同感です。(にっこり笑って)それじゃ、また今度お出掛けしましょう。ついでに美味しいケーキもリサーチしときます、って
シャムシール メイさんに伝えておいてください。
オペラ はい、……行かれるのですか?
シャムシール えぇ、すみません。そろそろ次の仕事の時間なんです。
メイリーン (電話を続けながら、シャムシールの立ち上がった気配に気づき、振り返る。小さく手を上げて、振り)
シャムシール (にこ、と笑ってメイリーンに手を振り返す)
オペラ お気をつけて。……またお会いしましょう (微かに笑みの気配を唇に浮かべ、深く頭を下げる)
シャムシール はいっ、楽しみにしてます。それじゃあまた、お元気で(にこりと笑って、オペラにも手を振ると軽く駆け出していった)
メイリーン (ようやく端末を耳から離し、テーブルへ戻ってくる。シャムシールの去る背中に笑い)美味しいケーキ、期待しちゃいますよぅ
オペラ …… (シャムシールの背中を見送ると、メイリーンに視線を移し) ……聞こえていましたか?
メイリーン 合間合間に、ちょっとだけ。心配してくれたみたいですねぇ
オペラ ……不快にさせていたら、申し訳ありません。勝手に心配をして
メイリーン ええ?(けらけら笑う)なんで謝るんですか~? 心配されて、嬉しくないメイちゃんじゃないですよぉ
オペラ ……たまに、お節介が過ぎると、言われるもので。……こういった性格プログラムである以上は仕方ないのですが……
メイリーン 確かにお節介が過ぎるのは、よくないですけどぉ。…一時期、赤毛が毎日のように様子を見に来たときは
メイリーン ほんとーーーーに、鬱陶しかったですからねぇ……(呆れたように、遠くを見る)
オペラ ……あの…… (その目線を思わず遠く追ってから) ……赤毛、というのは、どの……
メイリーン んにゃ? あ~、会ってないんでしたっけ? もちろんクレハさんじゃなくて、フレイ・フェミングのことですにゃ
オペラ あ、いえ、フレイさんのことは存じているのですが。……赤い髪の方も多いですし……それほど、なんというか……
オペラ ……邪険に? 扱われるような方だったかと……
メイリーン ん~? ん~……(首を傾げ)…そうですねぇ。メイちゃんは第一印象がさいあくだったので
オペラ さいあく……
メイリーン …あの男、お兄ちゃんのお友達なのですよ。だから、もうちょっとむかしから、たびたび会ってるのですにゃ
オペラ ああ、昔馴染みということですね
メイリーン (切り株に座って、足をぷらぷら揺らし)そうなりますねぇ。しゃくですけど……それで、そのー、お兄ちゃんはとってもやさしーので
メイリーン メイちゃんを心配して、赤毛に面倒を見てやってほしい、と…面倒見てやってるのはメイちゃんなんですけどねぇ
メイリーン (ぷくっと頬が膨らむ)
オペラ …… (ふふ、と唇が笑う) もう一人の兄のようですね
メイリーン (うぇーっという顔をする)
メイリーン とにかくですね、メイちゃんは、オペラさんに心配されるのはうれしいですよぅ
オペラ ………… (ゆっくりと小首を傾げる。蛇の鱗のように連なったパーツが、しゃらりと音を立てて) ……良かったです
メイリーン ふふふ~。でもねぇ、だいじょーぶですよ。メイちゃんは本当に元気ですから
メイリーン マリンちゃんやルリちゃんたちが心配なのと~、あとは(にっこり。揺らしていた足が、がつっと切り株にぶつかる)
メイリーン あとは、メイちゃんとお人形さんで遊んでくれた犯人に、仕返しできないのが悔しいだけですにゃ
オペラ …… (マスク越しの瞳が、きょとんと瞬かれたのだろう間が空いて) ……仕返しですか
メイリーン (一転、むすりと顔を歪める)メイちゃんはかよわくて可憐な女の子ですけど、だからといってナメられるのは腹が立つのです!
メイリーン まして、メイちゃんだけじゃなく、なにかを。壊すためだけに何かを作って、そのうえそれに、意識を吹き込むだなんて
メイリーン ごくあくひどー、れいこくむひ! かんっぜんに! ナメてますにゃっ(がすん、と再び切り株が蹴りつけられる)
オペラ (おろおろと差し上げた手を、また膝に戻すなどしたりして) ……聞いている限りでは、そのように思います
オペラ まるで、人を玩具のように……
オペラ ……こどものようですね。幼いゆえに、享楽的で、残酷です
メイリーン たとえニセモノでも、メイちゃんのなにかを分けてできた子を、お遊びに使うのは許せないのですよぅ。せめて一言断るべきです!
メイリーン (ぷんぷん。微かに紅潮した頬と耳が、順調に膨らみ、ぴくぴくと揺れる)
メイリーン しかもシップは壊すし! 侵入はするし! 変なの送ってくるせいで、始末書は書かされるしっ!
オペラ …… (断りを入れればいいのか、と突っ込もうかどうしようか悩んで、止めた) ……散々ですね……
メイリーン だから、できれば一言文句を言ってやりたいんですけどねぇ。……ただ、やっぱりメイちゃんはかよわいので(ふぅ、と息をつき)
メイリーン 今回の作戦についていっても、足を引っ張りかねませんし。……しょうがないから、お留守番してるんですよぅ
オペラ ……直接、文句や仕返しをぶつけてやりたい気持ちは、理解できます……
オペラ ……縛り上げて、持って帰ってきていただけたら良いのですが
メイリーン (きょと、と瞬き)…オペラさんに、そういう気持ちがわかるっていうのは…失礼ですけど、意外ですにゃ
オペラ …… (ふ、と小さく吐息が漏れる) ……キャストには、似つかわしくありませんでしたか?
メイリーン ううん。キャストだからっていうより、…なんていうか…やさしそうですにゃ
メイリーン 左の頬を叩かれたら、右の頬も出しちゃう!って感じですにゃ(首を振ってジェスチャーしながら)
オペラ ………………。……ふっ…… (明らかな笑みが漏れる。機械の指で口許を押さえると、肩を揺らして)
メイリーン あっ(オペラの仕草に気付くと、にこにこと笑顔を見せる)おもしろかったです? 
オペラ はい…… (咳払いをするも、唇は笑んだままで) そんな、聖人じみたプログラムは、入っていません
オペラ これでも、戦闘AIも組み込まれた武闘派です。……不埒な方を許せるほど、優しくはないですから
メイリーン そうかな~。でも、やさしそうですよぅ?(切り株のテーブルに頬杖をつき、オペラの仮面の下を覗き込む)
オペラ ……それは……メイリーンさんが、優しい私でいさせてくれるからです
メイリーン あはは。なんだか…ん~……おかあさん、みたいですねぇ
メイリーン 悪いことしたら、すご~くこわい! 怒ると、こわいー、っていう感じの、ママみたいですにゃ
オペラ おかあ……。……
オペラ …………ふふっ……。……そのような、評価は初めてです
メイリーン メイちゃんはかんじゅせーが豊かなので、しかたないですねぇ(悪戯げに笑い)
オペラ しかし、当たらずとも遠からず、ではあるのでしょうか。……ある少年の世話を任されていますから
メイリーン おお~。メイちゃんの勘もなかなかですねぇ(笑みを深める)
オペラ お見それしました。……勘の鋭い方は、よく相手を観察している方だと聞いています。
オペラ メイリーンさんは、相手を見るのが上手なのですね
メイリーン (にま、と笑う)おんなのこですからにゃ。女の勘、ってよく言うでしょう?
メイリーン そのおかげで、赤毛の馬鹿さにも気づいちゃいましたけどねぇ。やですねぇ(やれやれと溜息をつき)
オペラ ……心配ごとが、いろいろあるようですね。フレイさんに対して
メイリーン (少し嫌そうな表情を見せるが、首を微かに傾ける。頷いたような、そうではないような)どうでしょうねぇ
メイリーン まあ、むかしは……心配もしましたけど。今はそうでもないですにゃ
メイリーン メイちゃんのところに毎日のように様子を見にきてたのも、そのうち来なくなったのですにゃ。…なんでかわかります?
オペラ ……? ……。……必要ない、と判断したから、ですか?
メイリーン 必要なくなっても来るのがあいつですよぅ。そうじゃなくて…マリンちゃんが、大変になったからなのですよ
オペラ ……より、助けの要る方へ、と……?
メイリーン ……わかります?(ちょっとだけ微笑み)や~っと、次に守るものを決めたんですにゃ
メイリーン それって、もちろん、あの馬鹿のことですから、犠牲のこころと表裏一体でしょうけど
オペラ ………………、…………、……あっ? (小さく声をあげると、思わず口許を覆って)
オペラ ……そう、いう。……いつのまに……
メイリーン にゃはは。いつでしょうね~。……でも、それって、帰らなきゃいけないっていう、気持ちの釘を見つけたとも言えますにゃ
メイリーン 今までのあいつの釘は、どっちかっていうとあの世に刺さってましたからねぇ。新しい、前向きなのができたのは、良い事ですにゃ
オペラ ……ええ。そう、それなら……そうであるなら、安心ですね。素敵なことです (柔らかく笑む気配を見せながら)
オペラ こんなに身近で、そういった話があるのは、不思議な感覚もあります。……そうですか……
メイリーン まあ、メイちゃんが見て感じただけなので~、本人に聞かないとわかりませんけどねぇ(あっけらかんと言って)
オペラ ……メイリーンさんの見立てですから。信じてしまいますよ?
メイリーン マリンちゃんの気持ちもはっきりとはわかりませんし。マリンちゃんほどの美人さんなら、王子様はいくらでも現れそうですし~
メイリーン どうでしょうねぇ(にこ、と笑って、また足をぷらぷらさせる)
オペラ ……フレイさんも、優しい、顔立ちの整った方と記憶していますし……「王子様」と言うにも十分だと思いますが
メイリーン ええ~~~?(不満そうに、緑の眼を歪め)王子はもっと寡黙で凛々しくてー、こころの凛々しい人じゃないとだめですよぅ
オペラ 寡黙で……。……凛々しい…… (いまひとつぴんと来ない様子で首をかしげる)
メイリーン そうですよ~。あんな体ばっかりおおきくって、心がへなちょこなやつは、王子じゃないです~
メイリーン (と、また再びピピピ、と端末が鳴る。今度はメールらしく、ウィンドウを覗き込んで)あらら。思ったより長居しちゃいましたぁ
オペラ ……ああ……本当に (自身も端末を立ち上げると、時間を覗き込んで)
メイリーン お昼結構過ぎちゃってますにゃ。お仕事のお時間ですよぅ(ぴょん、と切り株から飛び降りるように立ち上がり)
メイリーン サンドイッチ、おいしかったですか?(弁当箱を引き取りながら、オペラの眼があるらしきところを覗く)
オペラ …… (もし透かし見ることが出来たなら、その瞳が柔らかく細められたのが分かっただろう。口許に笑みを浮かべて)
オペラ はい。とても
メイリーン えへへ。よかったですにゃ(笑顔を返し、箱を抱えると、歩き出しながら)それじゃ、マリンちゃんたちが帰ってくる前に
メイリーン 食事会の準備もしましょうねぇ。また今度!(ふりふりと手を振って、先に歩いていく)
オペラ はい。お気をつけて (深く一礼すると、その背中が見えなくなるまで見送る)

  • 最終更新:2017-11-13 02:26:23

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